HOME > たいこ部(親友太鼓) Departamento de Taiko(SHINYUUDAIKO) > 2010年 全ブラジル太鼓選手権大会
今年3月に行われた聖南西太鼓大会では、 親友太鼓オリジナル曲第3弾『友神(ゆうじん)』を初披露(はつひろう) しましたが、5位と惜敗(せきはい)してしました。 それから3か月。 今回、この大会には編曲しなおしたその『友神(ゆうじん)』で、 再び勝負します! |
@ 会場到着(かいじょうとうちゃく) | |
ピラールを出発したのが土曜日の22時。 貸し切りバスで7時間以上かかり、到着したのは日曜日の午前5時過ぎ。まだ真っ暗です。 |
会場へ向かう「親友太鼓」チームの面々。 ワールド・カップ期間中ということで、天井にはブラジル色の旗がたなびいていました。 (すでに負けてしまいましたが・・) |
会場の3階。ここが発表が行われる場です。 ちょっと高いですが、広くて立派な舞台です。 |
「親友太鼓」チームが3階の会場に到着。 |
A カフェ | |
カフェです。朝食です。 “腹が減っては戦(いくさ)はできぬ” |
まだそれほど緊張していません。 食べる時ぐらい、リラックスしないとね。 |
B 開会式前 |
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しっかりとカフェを食べ、エネルギーを回復したみんな。 |
少しでも時間があれば、それぞれが最後の確認をします。 |
C 開会式 | |
この日は参加チームは大会過去最多であり、 カテゴリー『JUNIOR』に15チーム、 『LIVRE』に10チーム、『MASTER』に3チーム、『OODAIKO』に11チーム(11人)が参加しました。 |
ピラール「親友太鼓」が参加するのは、17才以下で構成する「JUNIOR」。 去年は1番目でしたが、今年はラッキー7、 7番目。縁起がいいです。 |
D いよいよ発表! | ||
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太鼓の箕輪先生が言っていたように、今年は「強く速く打ち続け、勢いで押す」感じの曲のチームが多かったのですが、ピラールの「友神(ゆうじん)」は曲調が他とは異なっており、また太鼓の配置もオリジナリティがあったように思えます。 |
E 発表直後(はっぴょうちょくご) | ||
発表を終えたばかりの親友太鼓が戻ってきた舞台裏。そしてそこには観客席で発表を最後まで見届け、大急ぎでかけつけた香織の姿も。 |
はたしてどんな話をしているのでしょうか。 どんな気持ちでいるのでしょうか。 それは彼らにしかわかりません。 |
下の階に引き上げる皆。 彼女達の表情が意味するものは? そして涙が意味するのものは? |
F 発表直後のミーティング | ||
発表が終わったらそれで終わり、ではなく、リーダーしずおが発表している時のことについて皆に問いかけ、そして話をしています。 |
この日の発表・この日までのことを、仲間と一緒にそれぞれが振り返り、そして自分自身と話をします。 |
よしこやゆかりの涙の意味は・・・ リーダーの一言「精一杯できることはやった。もう終ったこと。後はもう結果を待つ事だけ。」 |
G 発表後 | |
発表後の皆の様子。 どうですか、この気の抜けた表情。いいですねー。皆、どれぐらい長い時間、どれぐらい心にプレッシャーをかけてきたのでしょうか。 |
ごらんください、このすっきりとした顔。 いい顔してますねー。先ほどとはまた違ったいい笑顔を見せています。 |
7才以上からなる部員30名を超える「親友太鼓」をまとめるために、辛いことや苦しいことがたくさんあるはずです。あったはずです。しかし、彼は誰にも弱音をはかず、強い心を失わずに「親友太鼓」を立派にまとめてきました。 彼のリーダーシップなくして、今の「親友太鼓」は存在せずこの日の発表もありえませんでした。 この時、しずおは何を思いながら時間をすごしたのでしょうか。 しずおの頑張りが報われる結果になってほしいものです。 |
H 閉会式 | ||
この日の会場は後ろまでぎっしりの超満員でした。 |
暗くなりつつある17時半ごろ、いよいよ閉会式です。 |
結果発表を待つ皆。期待?不安? 皆の胸中(きょうちゅう)はいかに・・・ |
この時の気持ちは本当に言葉では言い表せません。人の一生において、一瞬でここまで気持ちが爆発することはそうないのではないでしょうか。 |
ご覧ください、表彰(ひょうしょう)を受ける彼らの晴れ姿を。 |
I 喜びの様子 | ||
メンバー・OBみんな舞台にかけつけ喜び・感動を分かち合います。 |
お父さん・お母さんもかけつけます。誰しも感動を抑えきれません。「こんな気持ちを与えてくれて、本当にありがとう!」 |
いつも仲良しのイビウーナの皆と喜びを分かち合います。イビウーナもカテゴリー「LIVRE」で3位に入賞しました。おめでとう! |
アジウソンは、太鼓大会はもちろん陸上大会でもいつもいっしょで、いつもピラールの生徒達に声をかけてくれたり、応援してくれたり自分のチームのようにピラールの子供達のことを想ってくれています。もはやピラールチームの一人として欠かせません。 |
親友太鼓にとって、堀内先生は尊敬すべき太鼓の指導者であり大好きな先生でした。帰国直前のこの日、恩返しができ、この素晴らしい時間・空間を共有することができて、本当に良かったです。 |
舞台に「SUDOESTE」コールが響き渡りました。この聖南西地区(SUDOESTE)からは、他にも 「LIVRE」でオザスコが優勝、「OODAIKO」でオザスコが優勝、イビウーナが3位入賞という「聖南西快進撃(かいしんげき)!」でした。 |
いっしょに写真をとる「チーム聖南西」。 陸上でもそうですが、この聖南西地区は他の町はライバルでもあり、仲間でもあるという意識が非常に強いです。こんなに町を超えた結束力がある地区はブラジル全土探してもここだけです。 |
こんなに強いライバル達がいて、こんなに頼もしい仲間達がいる聖南西地区に住んでいるということは、とても幸せなことであり、神様が与えてくれた環境と言えるのかもしれません。 そして、それが実感でき、その素晴らしいグループの一員として参加している今があるのは、文協や親の協力、先輩や自分達の想い・勇気・行動があるおかげです。 |
「優勝して、みんなで日本へ行く!」という目標に届きませんでした。 しかし、3位という結果は大いに誇るべき素晴らしい結果であり、 誰もが大満足の結果です。 2年前はこの大会で4位入賞を果たし、ブラジル移民100周年式典に参加し、 フォルタレーザ遠征もするなど素晴らしい経験と喜びに満ちた1年でしたが、 その後、去年の大会では悔しさを味わい、今年になっても結果が出ず、 この1年半は一転して悔しさと辛い気持ちを抱えてきました。 でもそこでくさることなく、その悔しさを力に変え、一生懸命頑張ってきました。 子供達だけでなく、お父さん・お母さんも一生懸命頑張ってきました。 どんなことがあっても、皆の目標や決意や想いは1つ、全くブレませんでした。 “一生懸命努力すれば必ず勝てる”とは言えません。 どこのチームもピラールに負けず劣らず太鼓が好きで一生懸命練習していると思います。 そう簡単なものではありません。 今回ピラール「親友太鼓」が3位という快挙(かいきょ)を果たせたのは、 子供達の強い意志・努力に加え、大人達も含めたチーム「親友太鼓」が 1つになったチームワークがあったからだと思います。 “努力すれば必ず結果がついてくる” 「親友太鼓」は体現(たいげん)してくれました。 “願いを叶えるためには絶え間ない努力しかない” 「親友太鼓」は改めて教えてくれました。 |